東アジア文化都市サミット

こんにちは。

先日、国立京都国際会館にて『東アジア文化都市サミット』が開催され
会議進行を担当させていただきました。

このサミットは京都市の主催によって開かれ、
東アジア各都市における文化都市としての取組みの成果を共有し、
今後の東アジア文化都市事業の発展方策を具体化する契機とするとともに
文化交流の一層の促進方策について議論を行うことを目的として開催されました。

これまでにも国際会議のお仕事に携わる機会はありましたが、
一口に会議といっても発表や議論の方法、使用言語や通訳の入り方、
会場レイアウトなどには様々なスタイルがあり、
今回は「馬蹄形式」とよばれる会場レイアウトで実施されました。

その名の通り馬の蹄の形に似た座席レイアウトになっていますが、
発表する側と聞き手相互の表情がよく見て取れて今回の趣旨に最適なレイアウトになっています。

私は会議中はパテーションの裏で会議進行の管理を行いますが、
その際は、進行スタッフとのコミュニケーションのために
トランシーバーのイヤホンを左耳に付け、
右耳は同通レシーバーの音声を聞きながら海外参加者の発表内容をモニタリングし、
その上から技術系スタッフとのコミュニケーションのためにインカムを被るという
特殊な状態になることがしばしばあります。

ときには進行スタッフへの指示をインカムで間違って出してしまい、
遠くで目はあってるのに相手は「はぁ?」みたいな表情になることがありますね。。。

今回ステージは会議終盤の署名式まで使用する事はありませんでしたが、
19都市の代表者が3通の宣言文にそれぞれ署名を行うため、
宣言文の移動や参加各市長の誘導などアテンドスタッフにとっては少し
複雑なオペレーションとなりましたが、
充分に動きをレクチャーする時間があったので
本番ではスムーズに署名式を行う事が出来ました。

会議の内容としては日中韓各都市の発表はどれも興味深いものが多く、
韓国・大邱広域市の権泳臻市長は日韓大学生演劇祭の様子などを報告していましたが、
今後ますます日本の豊富なコンテンツを東アジアをはじめ世界に紹介できる機会が増え、
同時に私たちの仕事が増えれば嬉しいですね。